レオパレス21から家賃減額を請求されて困っています。 レオパレス大家・抗戦記1
レオパレス21地主大家建築基準法裁判手続筆者は、家族でレオパレス大家をしているのですが、
レオパレス21が、一斉に大家さんらに対して家賃の減額請求をし出して、大家の皆様がパニックになっているという話をよく耳にするようになりました。
そりゃ、素人の大家さん宅に、
いきなり、
「家賃減額するぞ!!」
という趣旨の内容証明郵便が届いたら、怖くて、パニックになりますよ。
レオパレス21は、
「 30年間 一括借り上げ 」
をキャッチコピーに、サブリース事業を行う会社ですが、
レオパレス21が、土地を保有する大家さんを見つけて来て、大家さんの土地上に、市況よりも割高な建築費用で、レオパレス21が、建築工事を請負いアパートを建てます。
そのアパートの各部屋を、レオパレス21が、主に単身者を見つけてきて貸出し、家賃をもらい、その家賃の一部をレオパレス21の建物を建てた大家さんに渡すという仕組みです。
要は、建築で大きく儲け、毎月の家賃収入でも差額分を儲けるという二重の儲けで事業を回すという方法です。
今、問題になっているのが、この大家さんらがレオパレス21からもらう家賃の話です。
昔、我が家もそうですが、
レオパレス21の営業担当者が、
「 30年間、家賃が減額することはありません。 」と、
30年間のシュミレーションを書いた紙を大家さんに見せて、この紙、まだ我が家に残っていますが、
家賃額、つまり表面利回りを絶対的に保証するかのごとくのトークで、どんどん契約させていったと聞きます。
レオパレス21の営業マンには厳しいノルマが課せられているそうで、苦しまぎれで、平然と言いのける環境があったのでしょう。
それで、後日、レオパレス21が、大家さんらに対して家賃の減額を言ってくる。
で、大家さんは、怒る。
というのが、今の到達点です。
レオパレス大家さんらは、私ら含めて約2万人もいるそうです。
全国管理物件数 3万5000棟以上、55万戸以上あるそうです。
つまり、1人の大家さんで、2棟以上所有されることも珍しくない状況です。
1棟建てるのに、1億円以上することが多いです。
約2万人の我が大家仲間に向けて、レオパレスとの交渉経緯、対応方法などを、
このコラムで 「 抗戦記 」 と題して、発信していこうと思います。
ちなみにですが、
筆者は、レオパレス21を全否定するものではありません。
家具付き賃貸物件という画期的な発想は、大変素晴らしく、
人の移動を容易にしてくれました。
社会での、単身世帯の増加、派遣事業の拡大と相まって、レオパレス21の55万戸が日本の産業の大きな基盤の1つを提供しているという点は、肯定されるところでしょう。
それが、リーマンショック後、「 派遣切り 」という言葉が、頻繁に聞こえてくるほどの世界的な大不況になり、
レオパレス物件の入居者が減り、レオパレス21の経営が苦しくなり、レオパレス21は、大家に対して家賃の減額を求めてきました。
我が家にも、レオパレス21の担当者が来訪し、家賃の減額を求められ、
「 当分の間、減額して欲しい、しばらくしたら、元に戻すと約束する 」
と言ったので、
我が家は、減額を承諾しました。
ただ、こう言ってのけた、営業担当者は、もうレオパレス21に在籍はしていないですが。
あれから、ゆうに10年過ぎても、家賃が戻ることはなく、
数年前に、我が家を訪問した、新規のレオパレス21の担当者は、
次は、さらに、事実上、不祥事でレオパレス21の経営が危ういので、さらに家賃を下げてくれと言ってきました。
ただ、言い方としては、家賃相場の適正化という言葉を使いますが、その論法は矛盾だらけです。
レオパレス21のやり方では、素人の紛争嫌いの大家さんは、一方的に押し切られるのかもしれません。
いきなり、内容証明郵便が届けば、慌てますし、
レオパレス21は、東京カンテイ という大手鑑定会社の鑑定書らしきものを資料に付けてきて、
「 お宅の家賃が相場より高すぎるので、家賃の適正化が必要です。 」
と言ってきます。
素人大家さんとしては、こんな立派な鑑定会社の資料を付けられたら、大変に驚き慌てます。自分の考えが間違っているのではないかと自信を失います。
東京カンテイも、このような名称の使われ方を、どう思っているのだろうか?
大家さん仲間の中には、レオパレス21から支払われる家賃は、大家さんが抱える毎月のローン金額と固定資産税分だけにすると言われた人もいるそうです。
要は、大家さんは、レオパレス21アパートを保有していても、手元に何も残らず、ただただ、レオパレス21のためだけにレオパレス21を保有し続けるということになり果ててしまいます。
レオパレス21にも、都合があるのでしょう、
大家さんにも都合があります。
大家さんの都合は、感情論に終始しても聞いてくれません。
きちんと整理して、理論での補強が必要です。
不動産関連でなにかお困りのことがございましたら、弊所、都総合法律事務所までご相談ください。
不動産に関する諸問題は、弊所 都総合法律事務所 まで御相談ください。
「地主の、地主による、地主のための法律サービス」を展開しております。
夜間・休日相談、オンライン相談も承ります。
年中無休・24時間予約受付
都総合法律事務所 弁護士 高谷滋樹
共有解消ドットコム
都総合法律事務所
http://miyakosougou.kyoto.jp
LINE@にて、お友達登録よろしくお願いいたします。
https://page.line.me/492iyygt?openQrModal=true
YouTube チャンネル にて、放映中です。
https://www.youtube.com/channel/UCd_T5ov-pYPnuviH2mKwVag