不要な土地の処分について
不動産管理共有不動産相続空き家使い道のない不要な土地を持っている人は、次第にその土地を管理しなくなり、挙句の果てには相続が発生しても相続登記もしない、というケースに発展します。
その結果、最近問題になっているのが所有者不明土地です。
登記簿をみても誰のものか分からず、仮に誰のものか判明しても所有者に連絡がつかないケースが増えてきています。
そんな、社会問題とも化している所有者不明土地を生まないためにも、
今回のコラムでは、不要な不動産の処分方法について説明させていただきます。
今回は、不要な不動産がもたらすデメリットについてです。
まず、前提として、「資産なのだから、不動産は持っておいてもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、不要な(使っていない)不動産については、
①固定資産税の負担、②管理費用の負担、③損害賠償のリスクなど、
保有しているだけで多くのデメリットをもたらしてしまいます。
① 固定資産税の負担
まず、真っ先にでてくるデメリットといえば固定資産税の負担です。不動産は使っている・いない関係なしに、保有しているだけで固定資産税を納める必要があります。
② 管理費用の負担
土地は、定期的に手入れをしなければ草木が生えたい放題になってしまいますし、これを原因とした近隣住民からのクレームも大いに考えられます。これらの処理をするだけでも一定のコストがかかります。
③ 損害賠償のリスク
当該土地に起因する事故などの責任は所有者が負うことになります。その土地ががけ地などであった場合は、多額の損害賠償責任を負わないといけないかもしれません。
以上のように「資産」であるはずの不動産でも、使用していないものなどになると、コストやリスクのほうが大きくなってしまうことが考えられるのです。
このような問題へ対処するためにも適切な方法で処分する必要があります。
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